第32回地方委員会~2019春闘方針・選挙取り組み方針を決定~

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 2月6日(水)敦賀市プラザ萬象にて、連合福井第32回地方委員会を開催し、各構成組織からの地方委員・特別地方委員含めて約100名出席のもと、2019春闘方針および第19回統一地方選選挙・第25回参議院議員選挙の対応方針を決定しました。
 冒頭のあいさつで横山会長は、「2019春闘」、「働き方改革」の二点に触れた上で「連合福井4万人の組合員が誰一人欠けることなく、思いを一つにスクラムを組んで労働組合の力を発揮しよう!」と力強く呼びかけました。
 議長団に選出された上原地方委員(JP労組)、中谷地方委員(JEC連合)により議事は進められ、主要活動報告から議案まですべてが承認・可決されました。

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横山会長あいさつ
『スクラムを組んで共に連合運動を創りたい!』
①2019春季生活闘争
 1997年をピークに賃金は下がり続け、大手と中小の格差は開いたままである。不合理な格差はあってはならない。今春闘では「月例賃金」と「賃金水準の追求」にこだわった取り組みを!
②働き方改革
 「働き方改革関連法」が4月から順次施行される。長時間労働是正のため“36協定”の見直しなど、連合特別キャンペーン「Action!36」の取り組みも強化していきたい。有給休暇取得への対応も含め、労働組合の成果を組合のない企業で働く労働者にも広く波及させていきたい。

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議長団選出まで進行を務めた藤澤副会長

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議長団に選出された
JEC連合 中谷地方委員(左)とJP労組 上原地方委員(右)

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敦賀市 渕上隆信市長からご祝辞

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衆議院議員 斉木武志議員からご祝辞

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久保執行委員から祝電・メッセージ披露

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資格審査報告は資格・運営委員長の三上地方委員から

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主要活動報告は寺田副事務局長から

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第1号議案「2019春季生活闘争方針(案)」 玉川副事務局から提案

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第2号議案「第19回統一地方選および第25回参院選の対応について」
矢野事務局長から提案

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会場の様子

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出蔵執行委員から「地方委員会アピール(案)」上程

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竹原副会長から閉会の辞


連合福井2019春闘方針(抜粋)
「賃上げ」の流れの拡大と
「すべての労働者の立場にたった働き方」の実現を同時に推し進める!

賃上げ要求水準
  『賃金の「上げ幅」のみならず「賃金水準」を追求する闘争の強化』
月例賃金の引き上げにこだわり、賃上げの流れを継続・定着させる取り組みとする。
○定期昇給相当分(賃金カーブ維持相当分)を確保した上で、名目賃金の到達目標の実現と最低到達水準の確保、すなわち「賃金水準の追求」にこだわる内容とする。
 ※目安基準=4%程度
社会全体に賃上げを促す観点とそれぞれの産業全体の「底上げ・底支え」「格差是正」に寄与する取り組みを強化する観点から、2%程度を基準とし、定期昇給相当分(賃金カーブ維持相当分)を含め4%程度とする。
○構成組織はそれぞれの産業ごとの個別銘柄の最低到達水準・到達目標水準を明示し、社会的共有に努める。
○組合は、組合員の個別賃金実態を把握し、賃金水準や賃金カーブを精査してゆがみや格差の有無などを確認した上で、これを改善する取り組みを行う。
○企業規模間格差是正の観点から、すべての中小組合は、賃金カーブ維持相当分(1年・1歳間差)を確保したうえで、自組合の賃金と社会横断的水準(それぞれの業種や職務に見合った賃金水準)とを比較し、その水準の到達に必要な額を加えた総額で賃金引き上げを求める。
※賃金実態が把握できないなどの事情がある場合は、連合加盟組合全体平均賃金の 2%相当額との差額を上乗せした金額を賃上げ水準目標(6,000円※内1,000円が 格差是正分)とし、賃金カーブ維持分(1年・1歳間差 4,500円)を含め、総額 で10,500円以上を目安に賃金引き上げを求める。
○最低到達水準(連合リビングウェイジ)
 ※これ以下の賃金をなくす運動に取り組む。
 単身世帯/自動車あり     206,000円
 二人世帯/父子・自動車あり  258,000円
○到達目標値(中小・地場組合で産別指標がない場合)
 25歳:206,200円、30歳:233,400円、35歳:255,400円、40歳:273,400円
 ※連合福井2018年賃金実態調査データの300人以上・男女計・中位3次回帰の額。

すべての組合が取り組む課題
連合福井独自に掲げるテーマとして、以下の「ミニマム運動課題」に取り組む。
 ○賃金制度の確立・整備をはかる
 ○企業内最低賃金協定の締結拡大と水準の引き上げ
 ○人財確保の観点から各種手当や福利厚生全般の改善をはかる
 ○60歳後の安定した生活を送るための制度の見直し
  (退職金、定年延長、高齢者雇用の処遇など)
 ○働き方改革関連法への対応(36協定の見直し、年次有給休暇の取得促進、
  非正規労働者の処遇改善と組織化など)

労働組合が「けん引役」に
 2014春闘から「底上げ・底支え」「格差是正」の旗を掲げ、賃上げ要求は6年連続となります。今季の特徴点は、「春季生活闘争の構造の再構築に向けた検討に着手」し、2019闘争をその「足がかりとなる年にする」ことです。その第一歩となる取り組みが、賃金の「上げ幅」のみならず「賃金水準」を追求する闘争の強化です。「総合生活改善闘争」の位置づけのもと、生活の維持・向上をはかるため、労働組合が社会・経済の構造的な問題解決を図る『けん引役』を果たし、闘争のクオリティを一段引き上げていきましょう。そして、働き方や賃金制度は産業・企業によって様々です。組合員はもちろん、職場で働く人たちの状況を把握し分析し、最善の要求を組み立て、労使交渉に臨む、これができるのは私たち労働組合です。今春闘、最後の最後まで共に頑張りましょう!


第19回統一地方選挙および第25回参議院議員選挙の対応について
 「連合福井の総力を発揮する取り組みを」
第19回統一地方選
○推薦を確認・決定した候補予定者全員の当選をめざして全力を尽くす。
 ①候補者の擁立
 ②候補者の周知・浸透
 ③投票率の向上(研修会や「投票へ行こう」活動の継続など。)
○立候補予定者の推薦(第32回地方委員会決定)
 敦賀市長選挙  渕上 隆信(ふちかみ たかのぶ)、現職1期
 県議会議員選挙(福井市選挙区) 渡辺 大輔(わたなべ だいすけ)、新人
 県議会議員選挙(福井市選挙区) 野田 哲生(のだ てつお)、新人

第25回参議院議員選挙
○連合福井一丸となって両党を支援し、そのことをすべての組合員に浸透をはかる。加えて、本日の地方委員会では、比例選挙および福井県選挙区に取り組むにあたっての考え方も確認しました。

【候補予定者に推薦状を手渡し】
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知事選挙候補予定者 西川 一誠 氏

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敦賀市長選挙候補予定者  渕上 隆信 氏

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福井県議会議員選挙(福井市選挙区)候補予定者  渡辺 大輔 氏

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福井県議会議員選挙(福井市選挙区)候補予定者  野田 哲生 氏

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現時点で推薦決定している第19回統一地方選挙の各級選挙候補予定者
全員から決意表明のあいさつ

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議案書表紙「Action!36」を掲げて!

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スクラムを組んで「一致団結!ガンバロー!!」