2020春季生活闘争討論集会~連合福井方針(素案)を提起~

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▲連合福井 横山会長から開会あいさつ
「福井で働くすべての人たちのために、働く環境を引き上げたい。それぞれの組合で頑張ることはもちろん大切だが、連合福井に集う仲間が全体で力を結集し、産業間の格差を解消し、組合のないところで働く人のためにも結果を出していただきたい。」

 12月18日(水)福井問屋センターにおいて加盟組合役員中心に111名の参加のもと、2020春季生活闘争討論集会を開催し、連合福井方針の素案を提起しました。
 2020春季生活闘争では、「総合生活改善闘争」の位置づけのもと、すべての働く者の将来不安を払拭し、「経済の自律的成長」と「社会の持続性」を実現するために、分配構造の転換につながり得る賃上げが必要であり、私たち労働組合が「けん引役」を果たす闘争としなければなりません。
 2014年春闘以降の6年間、私たち労働組合が思いを一つにして、それぞれの交渉努力の集積として実現してきた賃上げの流れを決して止めてはならず、むしろ、組織の内外に賃上げのうねりをさらに広げ、社会全体のものとしていくことが重要です。労働組合の有無にかかわらず、一人ひとりの働きの価値が重視され、その価値に見合った処遇が担保されなければならないと考えます。
 2020春闘における連合方針では、とりわけ「賃上げ」について、配分のゆがみを是正すべく、①「底上げ」「底支え」「格差是正」の取り組みを再定義していること、②広く社会全体に賃上げを促すとともに、企業内で働くすべての労働者のセーフティーネットを強化していくこと。③中小組合や有期・短時間・契約等で働く者の賃金を「働きの価値に見合った水準」へと引き上げていくこと。これらを特徴的に打ち出しています。
 あわせて、2020年4月から本格施行となる「働き方改革関連法」や「同一労働同一賃金法規定」への対応について、連合福井独自のミニマム運動課題として取り組んでいくことも素案の中で提起しました。
 2020春闘方針については、本日の討論集会を受け、中小共闘センター、執行委員会での修正意見を加えながら、2020年2月5日開催の連合福井第33回地方委員会での正式決定に向けていくこととなります。今春闘も共に頑張りましょう!

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▲連合本部労働条件局 藤川局長
「2020春闘を取り巻く情勢や連合本部春闘方針について」
~連合本部の基本的なスタンスと考え方について~

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▲連合福井2019年度「賃金実態調査」結果報告
 連合福井 玉川副事務局長より

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▲連合福井2020春季生活闘争方針(素案)提起
  連合福井 岡本部長より
 連合福井の方針(素案)は連合本部方針を基調に組み立てている中で、本日の討論集会では以下を論点としました。
 1.連合福井「春闘方針」のあり方
 2.賃金要求に関する考え方
 3.体制と取り組み
 連合方針を受けて、構成組織はそれぞれの方針に基づいた取り組みを推し進める中で、地方連合会もまた、それぞれの地域事情を踏まえた方針策定と取り組みが求められている。構成組織は“産業相場”をつくり、地方連合会は“地場相場”をつくるという、それぞれの役割を果たすべく、連合福井が提起する2020春闘方針(案)は、「中小・地場交渉組合への支援」「福井県内における相場観を形成し広く社会に波及させる」ことを主軸に打ち出すものであり、そのために、連合福井に集うすべての働く仲間の力の結集(共闘)を呼びかけるものである。
 引き続き、月例賃金にこだわり、賃上げの流れを継続・定着させることに加え、企業規模や雇用形態による『格差是正』の取り組みの実効性を高めるためにも、正規・非正規、組織・未組織を問わず、すべての働く者・生活者の底上げの実現に向けて取り組みを特化・強化していく。連合福井が一丸となって果敢に闘おう!  
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▼質疑・討論
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▲最後は、連合福井 矢野事務局長の発声で、2020春闘勝利に向けた力強いガンバロー三唱で締めくくられました。


▼2020春季生活闘争 職場点検チェックリスト
2020春闘・職場点検チェックリスト