第33回地方委員会を開催~2020春闘方針を決定~

私たちが未来を変える!
 すべての労働者の「底上げ」「底支え」「格差是正」と働き方の見直しで!

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 2月5日(水)サンドーム福井小ホールにて、連合福井第33回地方委員会を開催し、各構成組織からの地方委員・特別地方委員含めて約100名出席のもと、2020春闘方針を決定しました。
 冒頭のあいさつで横山会長は、「2020春闘」、「働き方改革」、「政治」の三点に触れた上で「私たちには労働組合がある。経営者の話をしっかりと聴き、労働者の声をしっかと届けていくという、経営者とのパートナーシップで自分たちの職場がより良くなるよう、労使で知恵を出し合う…そんな春闘にしてほしい。」と力強く呼びかけました。
 議長団に選出された岩壁地方委員(電力総連)、西山地方委員(JR連合)により議事は進められ、主要活動報告から議案まですべてが承認・可決されました。

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▲横山会長あいさつ
①2020春季生活闘争
 1年間頑張って働けば賃金は上がること(定期昇給)を大前提に、この間ベアの取り組みを進めてきた。しかし、ベアを勝ち取った組合と我慢せざるを得ない組合とで格差が広がっている。今春闘でこの広がった格差を何としても埋めていきたい。連合福井方針では、連合福井加盟組合から集めたデータを基に賃金水準を示している。何としてもこの水準をクリアしていく取り組みをお願いしたい。また、県内経済団体と対話する中で、賃金の引き上げの必要性は労使同じ思いであることが伝わってくる。経団連が日本型雇用(終身雇用・年功序列)の見直しを提起していることについては、大きな誤解を生みかねないと危惧している。全国には年功序列でも終身雇用でもない働き方をしている非正規雇用労働者が4割いる。そうした人たちの賃金体系や処遇を引き上げていくことが大事であり、そのために本年4月から「同一労働同一賃金」がスタートしていく。
②働き方改革
 長時間労働の上限規制が昨年から大企業でスタートしている。結果として今何が起きているか、大企業の長時間労働を減らすことによって外部委託(下請け・孫請け)が進んでいる。この4月からは中小企業に適用されていく。中小企業は、仕事が増えている中で働き方改革に取り組まなければならない。働く人たちが心身を壊すことなく、休み方も含めて今春闘での取り組みを強化してほしい。
③政治
 本来なら第2号議案で政治への取り組みを提案したかったところだが、野党合流が当面見送られたことも踏まえ、本日の議案としては見送らせていただいた。私たちの力を発揮して一丸となって応援できる体制を第一に考えている。そうした体制づくりを引き続き野党に対して強く働きかけていく。

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▲議長団に選出された
 電力総連 岩壁地方委員(左)とJR連合 西山地方委員(右)

 スムーズな進行、ありがとうございました。

【来賓祝辞】
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▲越前市 奈良市長

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▲鯖江市 牧野市長

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▲連合福井 山岸顧問

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▲平井地方委員会書記長から祝電披露

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▲山根資格審査・運営委員長から報告
 この後、地方委員会議長から総会成立宣言がされました。

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▲玉川副事務局長から主要活動報告

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▲第1号議案「2020春闘方針(案)」を岡本部長から提案

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▲質疑

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▲矢野事務局長から質疑に対する答弁

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▲藤田執行委員から地方委員会アピール(案)の上程

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▲笹山副会長から閉会あいさつ

連合福井2020春闘方針
 ▼本日決定された方針(PDF)
連合福井2020春季生活闘争方針.pdf

 確認された方針に則り、総がかりの共闘体制で要求の実現に向けた必要な取り組みを進めていきます。今春闘も共に頑張りましょう!