非正規労働キャラバン2020を実施!

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 連合福井は、毎年この時期に、非正規労働の処遇改善と雇用の安定をめざし、福井県内の各地を街宣で回る「非正規労働キャラバン」を実施しており、今年の「非正規労働キャラバン2020」は、9月19日(土)9時にユニオンプラザ福井を出発し、坂井市を皮切りに、福井市、勝山市、大野市を経由し、午後から丹南地区を周りながら、夕方には敦賀市にて街宣行動を実施しました。
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▲坂井市「ami」を皮切りにキャラバンスタート!
 今年は、春先より新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、経済はもとより、雇用や働き方、そして労働者の生活そのものにまで大きな影響が及んでいます。そして、その影響を最も受けているのが、低賃金で、かつ、雇用が不安定な非正規雇用で働く方々です。連合福井には、こうした非正規雇用で働く方々からの労働相談が4月頃から多く寄せられています。
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▲福井市「エルパ」にて
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 今や、パート社員や契約社員、派遣社員などの非正規雇用で働く人は、雇用労働者全体の4割を占め、それぞれの職場において欠かすことのできない存在になっています。しかし、同じ職場の中で「パートだから」「契約社員だから」「派遣だから」という理由により、不利益な取扱いを受けることがあります。その内容は、給料や一時金(ボーナス)をはじめ、休暇や福利厚生、有給休暇や出産・育児休業などの制度、教育制度や退職金制度などさまざまですが、今回のような緊急事態になると、真っ先に収入や雇用の確保が危ぶまれることもその一例です。
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▲勝山市「サンプラザ」にて
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 こうした状況において、2018年6月に働き方改革関連法が成立し、今年4月1日より雇用形態間の不合理な待遇差を禁止する「同一労働同一賃金」の施行されたことを踏まえ、今年の「非正規労働キャラバン2020」では、同一労働同一賃金の法整備に関する内容と、非正規の雇用形態で働く皆さんを応援するための連合福井が運営する「ワークメイトふくい」の周知を目的に、ショッピングセンターやJR駅周辺などの各拠点にて、街宣と広報用うちわを配布しました。
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▲「ワークメイトふくい」のPRが書かれた”うちわ”を配布
 4連休の初日となったこの日は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大も、県内の新たな感染者が10日以上発生していない状況もあり、各拠点での人出は多く、多くの方にアピールすることができました。
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▲JR鯖江駅前にて
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 連合福井としても2月以来の街宣行動は、非正規労働対策委員で構成したキャラバン隊は、流し街宣を行いながら各拠点をめぐり県内を走り抜け、各拠点では連合福井の三役・執行委員に、各地協の役員も加わり、連合福井一丸となった取り組みとなりました。
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▲敦賀市「ハーツつるが店」にて
 最後に、連合福井・非正規労働キャラバン2020の取り組みとして実施した各ショッピングセンターやJR駅周辺での街頭行動に対し、ご理解とご協力を賜りました関係者の皆さまに心より感謝を申し上げます。
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