2021春闘記者会見~中間集計を発表~

中間集計(4月5日時点)
組合員の平均賃上げ額(加重平均)6,445円、賃上げ率2.28%
 全体では賃上げ水準を昨年とほぼ同水準で維持!
 労使協調の春闘になっていると受け止める

 4月8日(火)、ユニオンプラザ福井において2021春闘の中間報告を公表しました。内容としては、まず初めに横山会長から、今春闘の情勢や現時点で引き出した回答に対する連合福井としての受け止めを、続いて、矢野事務局長から、4月5日時点で集約した内容(回答・妥結結果)についての具体的な報告・考察を説明し、記者との質疑応答・意見交換を行いました。
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 地場中小組合では今なお労使での真摯な交渉が続いています。
 本日公表した内容が、未解決組合の後押しになること、そして、労働組合の有無や雇用形態に関わらず、福井県に成果が波及することを期待します。
 厳しい環境下にありますが、一方では、労使協調のもと前向きな報告も多く受けています。引き続き共に頑張りましょう!

≪スローガン≫
誰もが希望を持てる社会を実現!
 安心・安全に働ける環境整備と「底上げ」「底支え」「格差是正」で


2021春闘の考え方
 コロナ禍の影響により経済をはじめとする見通しは依然不透明な状況にある中、業種・業態によっても大きく環境が異なっており、労使共にこれまで経験したことのない環境下での取り組み(交渉)となっている。
 しかし、そうした中にあっても2021春闘を「総合生活改善闘争」と位置づけ、2014年以降の7年間、労使での対話・交渉努力の集積として実現してきた賃上げの流れを決して止めてはならず、コロナ禍にあってもすべての労働者が安心・安全に働き続けることのできる環境整備こそが必要である。
 連合福井では、2021春闘方針の考え方に基づき、社会全体で雇用を維持・創出すると同時に、賃金を起点とした経済の好循環を実現させ、すべての働く者の将来不安の払拭につなげなければ、根本的な社会・経済の問題解決とはならないことを強く訴えると共に、労使が対峙するのではなく、「労使でコロナ禍に対峙する」春闘にすべく、取り組みを進めている。

▼会見の模様は動画(YouTube)でご覧いただけます。