第92回福井県中央メーデー~オンライン開催~

<スローガン>
こそひとつに! 仲間笑顔のために
 感謝思いやりをつなぎ 希望あふれる未来切り拓こう


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▲第92回福井県中央メーデーのYouTube配信撮影風景

 5月1日(土)、第92回福井県中央メーデーを開催しました。
 今回の福井県中央メーデーは、当初は感染防止対策を講じながら会場へのリアル参加とWEB参加のハイブリット開催を予定していましたが、4月22日に福井県独自の「緊急事態宣言」が発出されたことを踏まえ、総合的に判断した結果、会場へのリアル参加は控え、オンライン上のみの開催に見直しました。昨年もコロナ禍の影響により集合形式でのメーデーは控え、新聞折り込みチラシによる「紙上メーデー」として開催しましたが、1年経過し様々なオンライン活用が進む中で、今回はYouTubeライブを活用した動画配信によるメーデーとなりました。
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▲主催者代表に立つ連合福井の横山会長
 コロナ禍におけるメーデーを迎えて思うこと、メーデーの意義などオンラインを通じて訴えかけました。

 また、今回特典付き特別企画として実施した「ライブ配信を見てクイズに挑戦&抽選で賞品GET!」にも多数の応募を頂きました(応募は5月8日まで受け付けています)。この特別企画は、式典中のどこかで表示されるひらがな4文字を、“メーデーに関係する言葉”に並べ替えるというものでした。これは本企画を通じて、組合員皆様に連合運動にさらに関わるきっかけにもつなげたいとの思いで企画したものです。多くの視聴参加、そして特別企画への応募を頂きありがとうございました。


▲第92回福井県中央メーデーの模様
 YouTubeでぜひご覧ください。「メーデー100年の歴史」動画も上映!
 特典付き特別企画も5月8日(土)まで受け付けていますので、
 見逃した方はアーカイブ配信をご覧頂き、ぜひご応募ください!


 数多くの仲間が同じ場所に結集することが叶わない状況が続いていますが、労働の尊厳を称えるメーデーの意義は不変であり、厳しい状況下でもメーデーの意義を広く伝え・改めて確認し合う日にしていきたいという思いで当日を迎えました。オンライン上ではありましたが、組合員皆様に直接訴えかける機会が持てたことに感謝致します。
 加えて、今回の福井県中央メーデーでは来賓の方々にもご臨席を控えて頂きました。各関係団体、推薦議員、労働福祉事業団体の方々からは、現状に対して心よくご理解を頂きましたと共に、変わらぬ連帯の言葉を頂きましたことに重ねて感謝申し上げます。
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 連合福井ではこれからも「組合員のため」、「福井県内に働くすべての人たちのため」に、構成組織・単組、地協が一丸となった組織運動に取り組んでまいりますので、引き続きご理解とご協力、そして、一層の連帯をお願い致します。新型コロナウイルス感染症に打ち勝ち、皆様と結集した「メーデー」を迎えることができる日が来ることを心から願っています。

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▲司会・進行を務めた連合福井の矢野事務局長

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▲メーデー宣言(案)は佐子執行委員会から上程
 (下のアイコンからPDFデータでダウンロードできます。)
 第92回メーデー宣言(案).pdf


メーデーの始まり
8時間は労働に、8時間は休息に、
そしてあとの8時間は自由な時間のために

 メーデーは1886年5月1日、米国の労働者が「8時間は労働に、8時間は休息に、そしてあとの8時間は自由な時間のために」を求めてストライキに立ち上がったのが起源です。当時、米国の労働者は長時間労働と低賃金に苦しめられ、労働時間の短縮は切実な要求であったのです。
 これをきっかけに世界の労働者は5月1日を「国際的な団結の日」と定め、1890年5月1日、第1回国際メーデーが多くの国で開催されました。
 日本では1920年(大正9年)5月2日、第1回メーデーが東京・上野公園で開催。それ以降、毎年開催されていました。しかし、軍国主義の高まりの中、1963年(昭和11年)の「2.26事件」を契機に、メーデーは全面禁止されました。
 第二次世界大戦後、メーデーは労働組合の復活とともに再開。労働者の地位や労働条件の向上、権利拡大をはじめ、人権・労働基本権の確立、民主主義の発展、恒久平和の希求に深く貢献し、その役割を果たしてきています。現在のメーデーは、米国の労働者が労働条件の改善を訴えたその想いを受け継ぎつつ、働く仲間とお互いをねぎらい、讃え合いながら、家族や地域の皆さんにも楽しんでもらえる一大イベントとして全国各地で開かれています。