寄付講座だより ~第7回を寺田アドバイザーが担当、第8回はパネルディスカッション~

【第7回】労働組合作りと地域ユニオン
 担当: 連合福井 寺田アドバイザー

 2021年6月2日、第2回の講義以降Zoomでのリモート講義が続いていましたが、約1ヶ月半ぶりに対面形式での授業を行うことが出来ました。今回は、労働組合について深く掘り下げていく内容となっており、組合がどのような存在であるのか、何を目的に活動しているのかなどを説明しました。また、1人でも加入できる労働組合として、“ふくいユニオン”の紹介をして、そこに寄せられた相談事例から問題点と解決方法を考えていきました。

第7回 講義風景
▲久しぶりの対面講義の様子

質問に回答する米谷副会長
▲前回講義での質問に回答する米谷副会長

 ≪学生の感想≫
 「労働組合に加入することで得られるメリットについて知ることが出来た。」
 「会社で起きている問題に対して、改善したいとい強い想いがあれば、たった3人でも労働
  組合を結成することが出来るのだなと思いました。」
 「ふくいユニオンの存在を初めて知りました。1人からでも加入できるということで、安心
  感を持つことが出来ました。」



【第8回】「コロナ禍のエッセンシャルワーカーの重要性と
        働き方の変化について」
 コーディネーター: 新宮 晋  氏 福井県立大学経済学部 教授
 パ ネ ラ ー : 白崎 智恵 氏 自治労  福井県立病院 感染管理認定看護師
         : 佐子 公一 氏 県教組  福井県教職員組合 書記次長
         : 平井 武史 氏 運輸労連 福井県連合会 書記長

 2021年6月9日、今回は3名のエッセンシャルワーカーに集まっていただき、パネルディスカッション形式で講義をしました。コーディネーターを新宮教授に務めていただき、コロナ禍における新たな役割や責任について、それぞれの専門分野からお話しいただきました。生活様式が大きく変わる時代にあっても、医療・教育・運輸などの職業は、私たちの生活には必要不可欠であり、どのような思いでコロナに立ち向かっているのかを伝えました。

パネルディスカッション
▲左から、白崎さん、佐子さん、平井さん、新宮教授

 ≪学生の感想≫
 「メディアからの情報では読み取れない現場のつらさを知り、その人たちへの感謝の気持
  ちを改めて持ちました。」
 「コロナ禍によって生じた問題点に対して、様々な解決策を模索・実践してきた3名のパネ
  リストの具体的な話しを聞くことが出来て学ぶことが多かった。」
 「コロナになる事に対して誹謗中傷があることや、コロナにおける仕事と家庭の両立など様
  々な課題があることを知りました。」
 

 次回は、「学ぼう、労働法! 確かめよう、労働条件!」の題目で福井労働局が講義をする予定です。