寄付講座だより ~第11回を労福協 城戸相談員、第12回を宮腰事務局次長が担当~

【第11回】こころ支える電話相談ダイヤル 事例紹介 ~電話相談の実際~
 担当:福井県労働者福祉協議会 城戸 律子 相談員

 2021年6月30日、第11回 寄付講座が行われ、連合福井と福井県労福協との合同事業 “こころ支えるネットワーク” についての講義をしました。この事業は、仕事で感じる心の痛みや悩みに耳を傾け、働く人のこころをサポートするものです。講義では、グラフやデータを基にして、男女別、年齢別にどのような悩みを抱えているのかを説明し、具体的にどのような相談が寄せられたのかを紹介しました。
 心が弱ってしまった時の選択肢のひとつとして、こころを支えるネットワーク事業を知ってもらう良い機会になったと思います。

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労福協 城戸相談員
▲講義する城戸相談員

 ≪学生の感想≫
 「相談事例を聞いて、相談相手がいることの大切さと相談を受けることの難しさや大変さを
  痛感しました。」
 「相談を受ける時に良いアドバイスを考えるのではなく、相手の気持ちや悩みを理解するこ
  とに集中することが大切だと教えていただいたので、実践していきたいと思った。」
 「相談件数が女性より男性の方が多いことや、その中でも40代が多いことに驚きました。」



【第12回】「奨学金」制度の現状と課題
 担当:福井県労働者福祉協議会 宮腰 寿彦 事務局次長

 2021年7月7日、今回は奨学金について、福井県労福協の宮腰事務局次長が講義されました。これまでの講義の中でも身近な話題であり、特に奨学金を利用している学生にとっては非常に参考になる内容であったと思います。
 奨学金の種類や内容、返済時の注意点や万が一返済が滞ってしまった時にどうするべきかなど、具体的な内容を説明し、無理なく計画的に返済していくことが大切だと伝えました。

宮腰事務局次長
▲労福協 宮腰事務局次長

第12回 講義風景
▲講義風景

 ≪学生の感想≫
 「滞納3ヵ月でブラックリストに載ることなど、奨学金と言いながらも借金に変わりは
  ないということを頭に入れて、返済していく必要があると思った。」
 「私は奨学金を借りていないが、高校卒業時に親と話し合って借りなくてもいいと言
  ってくれ、実際そのように生活させてくれている親にもっと感謝しなくてはいけな
  いと思いました。」
 「連帯保証人がこんなに危険だとは知らなかったので、もし頼まれるケースがあった
  としてもきちんと断ろうと思いました。」


 寄付講座もいよいよ残り2回となりました。次回は、「受講生から寄せられた労働相談内容の意見交換」を演題に連合福井 谷澤アドバイザーが講師を担当されます。