2022 春闘・福井県経営者協会との労使懇談会を開催

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 労使交渉が本格化する中、3月3日(木)に福井商工会議所ビルにおいて、福井県経営者協会への春闘要請および意見交換を行いました。本年は労使双方の三役が会し、実に2年ぶりに対面による懇談を行うことができました。
 冒頭には、福井県経営者協会の前田会長、連合福井の矢野会長が今春闘に関するそれぞれの考え方・スタンスをあいさつの中で触れた後、春闘に関する申し入れを行いました。
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▲連合福井 矢野会長あいさつ
 同じ産業の中でも格差が生まれており、雇用、労働条件、教育などの格差も広がっている。こうした様々な格差を是正するため、この春闘に取り組んでいきたい。緊張感のある労使関係の中で、円滑に回っていることが企業にとって大きな武器となる。労使でしっかりと話をしながら、一緒にこの難局を乗り越えていきたい。

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▲福井県経営者協会 前田会長あいさつ
 ここ20年ほどを見ると、日本は賃金も物価も上がっていない。諸外国と比べて日本は遅れをとっている。人出不足は今後も続くことが想定される中、福井では人を大事に考える企業は多い。コロナ禍の影響によるダメージは企業ごとに違うため、一律の賃金引き上げは厳しい状況にあるが、様々な課題を乗り越えるためには、労使の信頼関係をより強固にし一緒にやらなければならない。

 要請書を手渡した後は、橋岡事務局長から要請内容の説明を行い、懇談においては、特に「働き方改革」に関して、テレワーク活用や女性活躍の推進、高齢者雇用の促進などについて、連合福井副会長から課題提起し、意見交換を行いました。
 また、今回は「人への投資から人の成長へ」と題した、働き方改革に関する特別講演も行われ、講師を務められた日本ピーエスの有馬社長の自社での取り組み事例等を労使で共有し、質疑応答も行いました。
 限られた時間ではありましたが、経営者協会からは要請内容に対する一定の理解が示され、「人への投資」の必要性について改めて労使で共有する場となりました。連合福井では、2022春闘方針の実現に向けて、引き続き行政や関係団体に働きかけを続けながら、交渉しやすい環境整備に努めていきます。共に頑張りましょう!

▼橋岡事務局長から春闘要請内容の説明
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▼連合福井三役
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▼福井県経営者協会三役
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▼働き方改革に関する講演『人への投資から人の成長へ』
 講師:㈱日本ピーエス 代表取締役社長 有馬浩史氏
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