第93回福井県中央メーデー~3年ぶりの集合開催~

≪スローガン≫
 一人ひとり尊重される 多様性を認め合う社会をめざし
  みんなが輝く未来をつくろう!


 労働者の祭典であるメーデーは今年で93回目を迎えました。
 この間続くコロナ禍の影響により、ここ2年間は、多くの人が集まる形でのメーデー開催は控え、昨年は「完全オンライン」形式で、一昨年はチラシを県内全世帯に折り込む「紙上メーデー」として行ってきましたが、今年は多くの仲間が現地に集う形でのメーデーを3年ぶりに復活させることができました。
 メーデーの日である「5月1日」の開催とした「第93回福井県中央メーデー式典」においては、感染防止対策として、密を避けるための屋外開催や人数制限、受付場所の分散、不織布マスク着用推進、入り口での検温・消毒など、ガイドラインに基づいた運営にて開催しました。
 当日はあいにくの雨模様となりましたが、会場となった福井市中央公園には、各構成組織から約600名が結集し、「雇用と暮らしを守り、将来の希望につながる未来づくり」に向け、改めて『連帯』を確認し合いました。
 時代が変化しても、労働の尊厳を称えるメーデーの意義は不変であり、どのような状況下にあってもメーデーの意義を広く伝え、改めて確認し合う日にしていきたいと思います。連合福井ではこれからも組合員のため、福井県内に働くすべての人たちのために、構成組織・単組、地協が一丸となった組織運動に取り組んでまいりますので、引き続きご理解とご協力、そして、一層の連帯をお願い致します。

【第93回福井県中央メーデー式典】
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▲式典開始前
 雨の中で各産別・単組のぼり旗を手に参集頂きました。

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▲主催者あいさつ
 第93回メーデー実行委員会 矢野委員長(連合福井会長)

 「これからも皆さんと一緒にぶれない組織運動を進める!」
 コロナ禍からの脱却を図りつつあるが、依然として一部の業態では厳しい状況が続いている。引き続き非正規雇用労働者の処遇改善を進めるなど、働くことを基軸に、すべての人が安心して働き、生活できる「働くことを軸とする安心社会」の実現に向け団結しよう!

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▲司会・進行
 第93回メーデー実行委員会 橋岡事務局長(連合福井事務局長)

≪来賓祝辞≫
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▲福井県 杉本知事からのご祝辞

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▲立憲民主党福井県総支部連合会 三田村代表からのご祝辞

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▲国民民主党福井県総支部連合会 川畑幹事長からのご祝辞

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▲福井県労働者福祉協議会 横山会長からのご祝辞

≪ご臨席頂いた来賓の方々≫
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▲ご祝辞を頂いた方々に加え、
 福井県市長会の東村会長(福井市長)
 福井県退職者連合の福田会長にもご臨席頂きました。

※雨天のため急遽壇上から来賓席をテント内に変更することとなりましたが、快くご対応頂き誠にありがとうございました。

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▲本日は連合福井推薦議員団からも多くの皆様にご臨席頂きました。
 重ねて感謝致します。

 今回のメーデーにおいては、当日会場にご出席頂くご来賓の人数も制限した形とさせて頂きました。来年のメーデーでは、日頃から連携している関係団体の皆様に通常通りご出席頂ける状況となっていることを願っております。

≪第26回参議院議員選挙 決意表明≫
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 連合では、私たちと政策や思いを共有する、9名の全国比例代表候補予定者を推薦しています。本日は、それぞれの擁立組織から決意の一端を述べて頂きました。またこの後には、福井県中央メーデー特別企画の『クイズに挑戦&賞品GET!』を司会の橋岡事務局長からルール説明等行い、メーデーの起源や働くことに関するクイズを通じて、改めてメーデーの意義等を共有しました。

≪メーデー宣言(案)採択≫
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▲メーデー実行委員会 宮本実行委員(連合福井執行委員)から上程
 全員の拍手で採択されました。

第93回福井県中央メーデー宣言.pdf
▲第93回福井県中央メーデー宣言(ダウンロード)

≪ガンバロー三唱≫
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▲最後は矢野実行委員長の力強いガンバローで締めくくりました。
 参加者からは声を発しない形での「エアーガンバロー三唱」としましたが、皆さん心の中で力強く発声頂けたものと思います。
 メーデーを通じて、改めて「働く」ということを考える機会になればと思いますし、「連帯」した運動・活動の必要性についても意思合わせの場になればと思います。これからも共に頑張りましょう!本日はありがとうございました。

▼式典の模様は動画(YouTube)でもご覧頂けます。


メーデーの始まり
8時間は労働に、8時間は休息に、
そしてあとの8時間は自由な時間のために

 メーデーは1886年5月1日、米国の労働者が「8時間は労働に、8時間は休息に、そしてあとの8時間は自由な時間のために」を求めてストライキに立ち上がったのが起源です。当時、米国の労働者は長時間労働と低賃金に苦しめられ、労働時間の短縮は切実な要求であったのです。
 これをきっかけに世界の労働者は5月1日を「国際的な団結の日」と定め、1890年5月1日、第1回国際メーデーが多くの国で開催されました。
 日本では1920年(大正9年)5月2日、第1回メーデーが東京・上野公園で開催。それ以降、毎年開催されていました。しかし、軍国主義の高まりの中、1963年(昭和11年)の「2.26事件」を契機に、メーデーは全面禁止されました。
 第二次世界大戦後、メーデーは労働組合の復活とともに再開。労働者の地位や労働条件の向上、権利拡大をはじめ、人権・労働基本権の確立、民主主義の発展、恒久平和の希求に深く貢献し、その役割を果たしてきています。現在のメーデーは、米国の労働者が労働条件の改善を訴えたその想いを受け継ぎつつ、働く仲間とお互いをねぎらい、讃え合いながら、家族や地域の皆さんにも楽しんでもらえる一大イベントとして全国各地で開かれています。