2025春闘討論集会 ~連合福井の春闘方針案を提起~
12月17日(火)に連合福井の2025春闘方針(案)を提起・討論するための集会を開催しました。今年も、ユニオンプラザ福井をメイン会場に、丹南会場・嶺南会場をオンラインでつなぐ形で開催し、産別・単組役員を中心に3会場合わせて120名が参加しました。
- ▲メイン会場のユニオンプラザ福井
- ▲丹南会場のサンドーム福井
- ▲嶺南会場のニューサンピア敦賀
2024春闘では連合集計で1991年以来となる5%台の賃上げが実現し、連合福井集計においても1992年以来となる5%台の賃上げとなりました。一方では、依然として実質賃金の停滞が続いていることや、深刻な人手不足、道半ばとなっている適正な価格転嫁、社会保障費・税負担の増加等による可処分所得の停滞、格差の広がりなど、構造的な課題が山積しています。
2025春闘では、こうした課題を認識しつつ、「みんなが生活向上を実感できる」運動を展開し、2024春闘で前進したステージ転換を「定着」させることをめざしていきます。
連合福井では、連合方針を基調に、「中小・地場交渉組合への支援強化」と「福井県内すべての働く人たちへの成果の波及」をめざし、春闘の成果を最大化させるために、総がかりで「みんなの春闘」を社会的運動として広げていくことを、本日の討論集会でも確認し合いました。
本日の討論を受け、来年2月4日に開催する連合福井第38回地方委員会での方針正式決定に向けていきたいと思います。今春闘も共に頑張りましょう!

▲矢野会長から開会あいさつ
「2024春闘は高水準の賃上げが実現した一方、業種業態によっては格差が生じた。2025春闘では大手と中小零細の格差を縮めることにも力点を置き、引き続き人への投資、物価上に負けない賃上げを求めていきたい。」

▲司会・進行は板谷副会長
▲連合福井2025春季生活闘争方針(案)の提起 …岡本局長より
2025春闘方針案では、2024春闘方針を継続しつつ「格差是正」の取り組みを強化!
連合方針を基調に、要求目標水準や働き方関連において、連合福井が行った労働条件調査や個別賃金実態調査など、福井の実態を加味した方針案になっていることも説明し、その上で連合福井として重点的に取り組む運動を提起しました。
<賃上げ要求>
・5%以上とし、その実現をめざす
※賃上げ分3%以上+定期昇給相当分(賃金カーブ維持相当分)
・中小労組などは格差是正分を積極的に要求する
総額18,000円以上を目安に賃上げを求める
・企業内最低賃金協定1,250円以上とする
※その他、年齢ポイント別の水準目標を設定
<ミニマム運動課題の設定>
すべての組合が共闘して取り組む課題として3つのテーマを提起
(1)賃金制度の把握と確立・整備
(2)適切な価格転嫁・適正取引の取り組み強化
(3)「連合アクション」への参画と地域の賃金相場形成への取り組み
▼質疑・討論
- ▲自治労からの発言
- ▲運輸労連からの発言
- ▲答弁は橋岡事務局長から
▲最後は、中小共闘センターの島田代表(連合福井副会長)から本日のまとめと、2025春闘に向けた力強いガンバロー三唱!
リモートでつないだ三会場で心合わせて!
「みんなでつくろう!賃上げがあたりまえの社会」
- ▲福井会場
- ▲丹南会場
- ▲嶺南会場
今春闘も共に頑張りましょう!