2025春闘に関する要請書を福井労働局へ提出
連合福井では、特に地場で交渉する中小組合が交渉しやすい環境を整備するための取り組みとして、行政および経済団体(合わせて9団体)への要請行動および意見交換を進めており、2月20日(木)には福井労働局の石川局長へ要請書を提出しました。
2025春闘は経済社会の新たなステージを定着させるための重要な局面です。
「みんなが生活が良くなったと実感できる賃上げ」の実現に向けて、中小企業・小規模事業者にも賃上げをどこまで広げることができるかが最大の焦点となっています。そのためには、道半ばとなっている「労務費を含めた価格転嫁」の実効性を高めることと、企業規模間格差是正を意識した中小企業・小規模事業者の積極的な月例賃金引上げをセットで取り組む必要があり、こうした中小企業・小規模事業者が継続的な賃上げ原資を確保できる環境整備に公労使で力を合わせて取り組んでいく春闘になります。
福井労働局に対する今年の要請内容としては、2025春闘の意義を共有した上で、「福井県地方版政労使会議の継続」、「適切な価格転嫁・適正取引」、「社会構造の変化に伴う支援策の周知・対応」など継続的な賃上げ実現に向けた要望と共に、「働き方」に関して「法律を上回る労働条件整備」、「女性活躍の更なる推進」、「ハラスメント対策」、「適正な労使協定締結・就業規則改定への対応」、「個別労働紛争への対応」など7項目について、適切な監督指導と対策を求めました。
終了後にはフリーでの意見交換も行い、引き続き連携して取り組みことを確認し合いました。
【福井労働局への要請】2025年2月20日(木)
▲矢野会長(左)から石川局長(右)へ要請書提出
▲矢野会長から挨拶。意見交換も行いました。