2025春闘に関する要請書を杉本知事へ提出

 連合福井では、特に地場で交渉する中小組合が交渉しやすい環境を整備するための取り組みとして、行政および経済団体(合わせて9団体)への要請行動および意見交換を展開しており、2月28日(金)に福井県の杉本知事へ要請書を提出し意見交換を行いました。

 2025春闘は経済社会の新たなステージを定着させるための重要な局面です。
 「みんなが生活が良くなったと実感できる賃上げ」の実現に向けて、中小企業・小規模事業者にも賃上げをどこまで広げることができるかが最大の焦点となっています。そのためには、道半ばとなっている「労務費を含めた価格転嫁」の実効性を高めることと、企業規模間格差是正を意識した中小企業・小規模事業者の積極的な月例賃金引上げをセットで取り組む必要があり、こうした中小企業・小規模事業者が継続的な賃上げ原資を確保できる環境整備に公労使で力を合わせて取り組んでいく春闘になります。 

 杉本知事には、「格差是正を強調した機運醸成」、「適切な価格転嫁・適正取引の円滑化」、「可処分所得の向上」、「豊かに働くための働き方」などに関する政策的な支援を求め、いずれの項目に対しても前向きな回答をいただき、引き続き共に環境整備に取り組むことを確認しました。
 
 2025春闘は3月中旬には第一のヤマ場を迎えていきます。連合全国スローガンである「みんなでつくろう!賃上げがあたりまえの社会」を合言葉に、引き続き共に頑張りましょう!


【福井県 杉本知事への要請】2025年2月28日(金)


▲矢野会長(左)から杉本知事(右)へ要請書提出

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