【2025年度 第6回寄付講座】連合福井 副事務局長 玉川 忠春

【第6回】労働組合づくりと地域ユニオン
     ~非正規雇用労働者を取り巻く課題を含めて~

 2025年5月21日(水)、福井県立大学「第6回連合福井寄付講座」を行いました。テーマは「労働組合づくりと地域ユニオン」と題して連合福井玉川副事務局長が講師となり、労働者を守るための法律と非正規労働者を取り巻く状況、労働組合づくりについて学んでいただきました。

 講義では、労働者保護を定めた労働関係法令の説明を行うとともに、昨年度の労働相談件数と相談者の性別や年代、相談内容から、「ワークルール」が知れわたっていないという実態と、就職前のインターン制度はあるものの、「ワークルール」を知る機会が少ないことが明らかになっていることを知っていただきました。また、労働者を守る法律があっても、実態としては働く人個々人では使用者と対等な関係を築くことは難しく、働く人たちが集団となってやっと労使対等となれることと、労働組合の必要性について理解を深めていただきました。加えて、近年増加している非正規労働者の組織化と労働組合作りについて学んでいただきました。最後は、連合福井の組織化事例に触れ、健全な集団的労使関係を職場に定着させ、「安心して働き続ける」ことができる職場づくりの重要性を知っていただきました。

 受講生からは「労働組合を作ったときの会社のメリット」や「非正規労働者が増えている理由」について質問があり、労働組合があることによる会社のメリットとして、企業の経営方針など経営者の考え方が従業員・組合員末端まで伝わること、非正規労働者が増えている理由については、働く人のニーズの多様化もあるが、正規雇用の場合は終身雇用が多く、経済状況などによる雇用調整が難しいためと回答しました。

 就職活動の際には、賃金や福利厚生などの労働条件も大事だが、労働組合の有無についても関心をもっていただき、就職先を見定めてほしいと締めくくり学びを深めていただきました。

▲講師を務めた 連合福井玉川副事務局長

≪学生からの感想≫

「労働組合を作ったときの会社のメリットは?」

「非正規雇用の労働者が増加している理由は?」

「不当労働行為を受けてから労働組合に加入しては遅いのか?」

 

次回第7回寄付講座は5月28日(水)「春闘とは?総合生活改善闘争の意義と役割」と題して連合福井岡本局長からの講義を予定しています。

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