【2025年度 第12回寄付講座】 福井県労働者福祉協議会 事務局次長 宮腰 寿彦 氏

【第12回】「奨学金制度の現状と課題」並びに成人年齢引下げに伴う注意点

 2025年7月2日(水)、福井県立大学「第12回連合福井寄付講座」を行いました。テーマは「奨学金制度の現状と課題並びに成人年齢引き下げに伴う注意点」と題して福井県労働者福祉協議会の宮腰事務局次長を講師に迎え、学生の皆さんに知っていただきたい奨学金制度や成人年齢引き下げに伴った金融機関との契約関係、闇バイトを含む悪徳商法などについて学んでいただきました。

 講義では、奨学金制度の歴史と、種類や内容、申込時のポイントについて説明をいただきました。奨学金は給付型と返済義務のある貸与型に分かれていて、貸与型の中には返済金に対して無利子の第一種、有利子の第二種の2通りがあり、有利子となる貸与型・第ニ種の奨学金の返済について、借り入れ利率を例に、毎月の元本返済金と利息金を具体的に計算した金額を示し、返済を自分事としてとらえ、加えて、申し込みの際には人的保証(連帯保証人と保証人)もしくは機関保証(保証料を支払い保証会社が人的保証の役割を担う)との契約が必要になるということも学んでいただきました。その上で、奨学金の返済で困窮している卒業生の実態について、事例を交え知っていただき課題解決に向けた方法を学んでいただきました。

 また、借金苦から免れようと手を染め、社会問題にもなっている「闇バイト」や「悪徳商法」の危険性についても学んでいただきました。

 講師からは、成人年齢が18歳に引き下げられ、高校を卒業と同時期にほぼ社会人と同様な権利を得られるようになり自由度は高まるが、金融取引に関しては細心の注意を払う必要があり、奨学金や借入金で困ったときには、一人で悩まず、必ず各種相談窓口に連絡をして欲しいと強く呼び掛け講座を締めくくりました。

▲講師を務めた 労福協 宮腰事務局次長

≪学生からの感想≫

「信用情報や信用にかかわる原因などは自身で確認することはできるか」

「借入金利息について理解を深めることができた」

「ブラックリストに載らないように借入金はしっかりと返済できるようにしたい」

「休学、退学した場合の奨学金の扱いはどのようになるのか」

「奨学金の残金があることで就職の際に信用などで不利に働くことはあるのか」

 

次回第13回寄付講座は7月9日(水)「受講生の皆さんから寄せられた労働相談・質問」と題して、福井県労働者福祉協議会の小林事務局長より講義を予定しています。

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