2023最賃学習会を開催!!


 2023春闘における賃金上昇率が31年ぶりに高水準となった一方、消費者物価の前年比上昇率も41年ぶりに4%台に達し、実質賃金の前年比減少が続いています。
 そうした中、早くも2023年度の最低賃金の引上げ額に注目が集まっていますが、連合福井としても福井地方最低賃金審議会における審議を前に、最賃対策委員会(審議会委員)のメンバーに加え、最低賃金に関する基礎知識や福井県の状況について学びたいと、産別構成組織からメンバーが集まり、6月21日(水)に2023年度最賃学習会を開催しました。


 はじめに、福井地方最低賃金審議会労働者委員の連合福井・玉川副事務局長から福井県における最低賃金の現状について報告を行い、隣接県や全国平均と比べて格差が拡大している状況を説明しました。また、特定最低賃金4業種(繊維・電機・機械・百貨店総合スーパー)の必要性審議が難航している課題についても共有しました。

 学習会の内容としては、連合本部より労働条件局の長江部長を講師にお招きし、普通の人が普通に生活するのに必要な生計費を算出した『連合リビングウェイジ』について深掘りしました。
 急激な物価上昇が労働者の生活に直接的に影響が出始めており、労働者の生計費から最低賃金について考え、審議会に向けた基礎学習としました。

▲講師を務めていただいた連合労働条件局 長江部長

▲閉会あいさつをする最賃対策委員会 小林委員長

▽2023最低賃金審議におけるポイント解説!▽
 今年から地方最低賃金の審議の参考となる中央最低賃金審議会が提示する目安制度が見直され、これまでAランク(東京や神奈川など)からDランク(沖縄や鹿児島など)まで4ランクに分けられていたものが、A~Cランクの3つランクに変更されます。この変更により、地域間格差が是正されていくことが期待されています。
 今回、福井県はBランクに位置づけされましたが、Bランクと言っても28道府県が入り、最低賃金の最高は京都の968円から最低である徳島855円までと実に113円の格差があります。京都と福井との差も80円となっており、A・Cランクや各ランク内での格差是正が進むかが重要なポイントとなっていきます。
 まずは、7月上旬からスタートする中央最低賃金審議会における全国加重平均1,000円到達と併せて、3ランクでの目安答申がどのような金額で示されるか、各地方審議会においても大いに気になるところでしょう!

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