2024春陽も終盤、2024年度改正審議に向けて最賃学習会を開催!! ~最低賃金の引上げに向けて取り組む意義

 2024春闘は中堅・中小組合も健闘し高水準の回答が続き、連合として全体も中小組合も額・率とも賃上げ分の集計を開始した2015闘争以降で最も高くなった一方、物価の高騰は続いており、その変動分を反映した実質賃金は前年同月比で1.3%減少。実質賃金がマイナスとなるのは23か月連続で、依然として物価の上昇に賃金の伸びが追いついていない状況が続いている。
 そうした中、昨年、全国加重平均1,004円と初めて1,000円の大台に達した最低賃金は今年の引上げ額に加え、今後のめざすべき水準の議論にも注目が集まる。連合福井としても連合方針に加え、中央最低賃金審議会における議論や地域別最低賃金に比べて引上げが難航している特定最低賃金の引上げに向けた取り組みを学ぶべく、4月8日(月)に2024年度最賃学習会を開催した。
 はじめに、福井地方最低賃金審議会労働側委員の連合福井・玉川副事務局長より、福井県における最低賃金の現状について報告があり、2013年以来10年ぶりに目安+αの引上げに至った福井県最低賃金の審議経過や特定最低賃金4業種(繊維・電機・機械・百貨店総合スーパー)の必要性審議が難航している課題が共有された。

【2023年度地域別最低賃金金額改正状況】

【2023年度地域別最低賃金・改定額一覧(地図)】


 最賃学習会の内容としては、今回の学習会のポイントは、今期、労働側委員の交代が多いことから、先ずは新任委員が基礎知識を学ぶこと。また、労働側委員として現状を踏まえ最低賃金の今後の方向性を見出していけるよう、講師には中央最低賃金審議会委員であるUAゼンセンの永井副書記長をお迎えし、産別における特定最低賃金の取り組みも報告いただきながら学習会を実施した。

▲中央最低賃金審議会委員(UAゼンセン 副書記長 永井幸子 氏)

▲学習会会場の様子

 最後に閉会にあたり、最賃対策委員会の山田委員長からは、「今回の学習会は新任の委員も多いことから基礎的な知識から今後めざすべき水準などを学ぶ機会としましたが、改めて最低賃金の意義や役割、そして特定最低賃金の必要性を考える機会となり、労働組合が労使協定した賃金水準や労働条件を非正規雇用や労働組合の無い職場へ波及させる意味でも最低賃金の改正に向けた取り組みは、私たち組織労働者の社会的責任であることを実感していただいたと思います。そのことを肝に銘じていただき今年度の改正審議に臨んで参りましょう。」と挨拶され学習会を終了した。

▲閉会あいさつ(最賃対策委員会 委員長 山田佐智生 連合福井副会長)

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